特別養護老人ホームゆむら(春来福祉会)は、
安心して心豊かに生活できる施設として、利用者様一人ひとりを尊重し、
出会いや繋がりを大切に、思いを共有できる空間を創ります。

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理事長あいさつ - 選ばれる施設に

令和七年(昭和が続いていれば昭和百年)の新春を迎え、本年も春来福祉会・特養ゆむらに対し変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

『選ばれる地域』になろう、といった主張が全国各地で見受けられます。都市部から地方への移住希望者に対して、わが町ではこんな住宅を用意しています、移住支援金を給付します、移住コーディネーターが何でも相談にのります、といった呼びかけや案内がその一例です。

何だか高度成長期の頃の観光地が、外から来てくれる客に地元とは縁もゆかりもないマグロの刺身やフグの天ぷらを出して、もてなしていた頃の外部依存型観光地のことを思い出してしまいます。

はたして移住希望者はそうしたことを望んでいるのか考えてしまいます。「働く場や住宅も大切だが、移住者を受入れ、外から学ぼうとする地元住民の度量の深さに感動した」とか「集落での農業の厳しさを親身に教えてくれた」といった声を聞いたことがあります。

そこには、人を感動させる何かがあるように思います。一つには自分の行動に情熱を持つこと、二つ目にはあきらめることがないよう自分に限界を設けないこと、三つ目には誠実であり、率直であり、そして正直であることです。それらのことを実行することで、人との信頼が生まれ、人を感動させることに繋がります。

特養ゆむらでは、昨年十一月から決められた課題に対する研修をオンラインでするようにしました。研修を通して、施設にとって本当に必要な人材は何かを考えることになり、日常業務で必要なことについて、多忙な日常業務の中で懸命にこなすことが、皆様に愛される施設になっていき、施設を愛し、施設に溶け込み、開かれた施設づくりにつながるものと考えます。

今年も一層、入居者、利用者、家族に喜ばれ、信頼され、プライドにあふれた懐の深い施設になるよう取り組んで行きます。

理事長 馬場雅人

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